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王仁倶楽部イラン・イスラーム共和国訪問記(2001.4.30.〜5.7.)

2001.9.19.公開

イラン・イスラーム共和国国旗

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王仁倶楽部は、出口信一先生を主宰として、従来の教団・派閥の枠を超えて出口王仁三郎師の思想に共鳴する有志が集まり、師の教えを学びながら、ともに御神業を行うグループである。
私は大本の信者ではないが、その理念に共鳴し、参加させていただいている。

王仁倶楽部ではこれまでも内外の大本神業ゆかりの地、あるいは『霊界物語』ゆかりの地で研修、御神業を行ってきたが、さる2001年4月30日より5月7日まで、イラン・イスラム共和国を訪問、多大な成果を上げた。

イラン(ペルシア)は、『霊界物語』では「フサの国」と呼ばれている。神素戔嗚大神(かむすさのおのおおかみ)はこのフサの国のウブスナ山の麓「イソの館」に拠点を定められ、世界各地に宣伝使を派遣され、救世の御経綸を展開されたという。
ウブスナ山は大変な高山で、ツキの国(インド)に近いとされるため、イランの東部と考えられるが、いずことも比定しがたい。
そこで、地名とその歴史性から「スーサ(現在のシューシュ)」とその郊外にある「チョガ・ザンビル」を神素戔嗚大神ゆかりの地に見立て、世界平和を祈願する祭典を斎行するとともに、大神様ゆかりの地の霊気に触れることを目的として、イランを訪問することとなった。
同時に、王仁三郎師が提唱した万教同根の精神に基づき、イランの国教であるイスラーム十二イマーム派への理解を深めるため、同派の指導者を訪問した。
このようなツアーはおいそれと実行できるようなものではないが、王仁倶楽部の顧問でもあるアフルルバイト・センターの澤田沙葉先生による格別のご尽力をいただき、在日イラン大使館やイラン政府の協力を得て実現した。

参加者は出口信一・直子御夫妻、澤田沙葉先生をはじめ、出口孝樹・春日御夫妻、妙法蓮華宗光寺管長・玉井日禮先生など宗教宗派の枠を超えた40余名。4月30日に成田を出発、テヘラン、シーラーズ、ペルセポリス、イスファハンなどを訪問した後、イラク国境に近いアフヴァーズからチョガ・ザンビル、シューシュへ向かった。無事、祭典を終えた後、テヘランに戻り、アフルルバイト・センター世界本部のベラヤチ事務総長(元外相)、イランの宗教的最高指導者の一人アヤトラ・タシキリ師を表敬訪問し、約1週間の訪問を終えた。

『霊界物語』の内容を別にしても、イランは世界最古の創唱宗教であるゾロアスター教発祥の地である。ゾロアスター教がその後の諸宗教に与えた影響の大きさは言うまでもない。さらにエラム地方は、メソポタミア文明の時代から高度な文化を持った地として認識されていたという。まさに人類の精神文明の中心地の一つである。
そのような地において、さまざまな制約があったとはいえ、祭典を執り行ったということは非常に意義深い御神業であったといえよう。

※追記…現在、王仁倶楽部は休止中。霊界物語勉強会として全国で活動されています。

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2001.09.19
追記:2008.07.26
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